特撮ヒーロー番組「ウルトラマン」シリーズの著作権をめぐって、円谷プロとタイ人の実業家が国際裁判になっている問題で、中国最高裁で円谷プロが敗訴していることが12月26日までに分かった。 タイ人のソンポート・センゲンチャイ氏は、日本で「特撮の神様」として知られ、ウルトラマンの監修をした故・円谷英二氏に師事した。息子の円谷プロ元社長、故・円谷皐(のぼる)氏と親交を深めたソンポート氏は「皐氏から、ウルトラQからウルトラマンタロウまでのシリーズの海外利用権を譲渡するという契約書を1976年にもらった」と主張。「契約書は真っ赤な偽物だ」とする円谷プロと真っ向から激突していた。