瓜田純士、麗子夫妻(撮影=おひよ) “キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士が、森羅万象を斬る不定期連載。今回のテーマは、新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』だ。同監督の前々作『君の名は。』を0点(記事参照)、前作『天気の子』を0点(記事参照)と、それぞれ辛口採点した瓜田。「俺は新海との相性が悪いので、今回もまったく期待していない」と言いながら映画館に入っていったが、果たして……。 ・ 『すずめの戸締まり』は、 日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいく”戸締まりの旅”。旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所ですずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった――(公式サイトより引用)。 新海監督3年ぶりの新作とあって、平日の昼間だというのに劇場内はほぼ満