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ブックマーク / www.hayakawabooks.com (2)

  • 伝説のネットゲーマーによる驚異の自伝的青春小説。藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』冒頭公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    伝説のネットゲーマーによる驚異の自伝的青春小説。藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』冒頭公開 私がはじめて電子的なメッセージを受けたのは、五歳のときだ。通信手段は電話。時間は一九九六年の夏。場所は、私たち家族が二十年間をともに暮らしたベッドタウンの一軒家である。電話が鳴ったとき、両親はおそらく出かけており、家のなかは静まりかえっていた。 飼っていたが死んだばかりだった。つねづね思うのだが、まともな人間に育てたいなら、犬を飼うべきだったのだ。犬は子供の友となり、彼に仕(つか)え、そしてたいていの場合、彼よりも先に死ぬ。そこから子供はなにかを学ぶことができるだろう。しかしの場合、そうはならない。はただ彼の近くにいて、たまに顔を出すだけだ。そして家でもないかぎり、飼い主のもとから離れて死ぬ。子供はなにも学ばない。ただ、なんの役にも立たない、チェシャの笑みの記憶だけが残る。

    伝説のネットゲーマーによる驚異の自伝的青春小説。藤田祥平『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』冒頭公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
    hiraiwa
    hiraiwa 2018/04/18
  • 『正解するカド』プロデューサーインタビュウ特別公開(前篇)|Hayakawa Books & Magazines(β)

    作家・野﨑まど氏が脚を担当したことでも話題のSFアニメ『正解するカド』。そのプロデューサーである東映アニメーション・野口光一氏のインタビュウを特別公開します(前篇)(聞き手:小林治、構成:編集部) ■「カド」始動──「正解するカド」の脚は作家の野﨑まどさんがつとめられます。まずは、野﨑さんにお願いすることになった経緯をお教えいただけますか。 野口 あるとき、日頃から情報交換をしている〈Febri〉の編集長から、野﨑まどさんという面白い作家がいますよという話を聞いて、最初に『[映]アムリタ』(メディアワークス文庫)を読んでみたんです。〝最高の映画をつくること〟をテーマにした話で、ぼくも映画をつくっている手前、興味を持ちまして。それがとても面白かったのと、早川書房さんともおつきあいをしていたので、次に『know』(ハヤカワ文庫JA)を読みました。そうしたらこれも面白かった。 『know』野

    『正解するカド』プロデューサーインタビュウ特別公開(前篇)|Hayakawa Books & Magazines(β)
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