点滴治療の開始 病気休暇から1ヶ月以上経過し、抗うつ薬も量を増やして治療してきましたが、症状になんら明るい兆しは見えてきませんでした。 以前は、朝方から午前中いっぱいが抑うつ症状のピークだったのですが、9月の後半になると、朝から深夜まで一日いっぱい重い気分が続くようになり、毎日泣き、そして自殺念慮も収まらず、眠れない日が続いていました。 さすがに私は、精神的にも肉体的にもかなり疲労してしまい、我慢が限界に差し掛かっていました。 妻は、主治医に入院についての話をしました。さすがに妻も面倒をみきれない状態になっていましたし、入院したほうが、その日の調子に合わせて医療措置をしてくれるので、苦しみがすこしは軽減されるのではないかという考えからでした。 しかし、主治医は、よっぽどの状態にならないと入院は勧められないと、反対しました。 今思えば、当時はよっぽどの状態だったと思うのですが、妻や両親など身