子どもが転んだり、何かにぶつかったりして、おなかを打ったら。 「よくあること」で済ませると、取り返しのつかない事態になるかもしれないことを知っていますか? 「腹部打撲」は見た目ではわからなくても、大切な臓器が損傷している場合もあります。 幼い子どもだと、いつもと違う痛みがあることをうまく伝えられないこともあります。 私たちは、その小さな異変にどうやって気が付けばいいのでしょうか? (ネットワーク報道部記者 川田陽介 目見田健 宮脇麻樹 野田綾) 自治体がまとめた報告書によると、公立の保育園に通っていた男の子(当時6歳)が、帰りの会が終わった後、園の庭で追いかけっこをしている最中に、サッカーのゴールの網に足をとられて転びました。 見守りをしていた保育士2人が駆け寄ったところ、男の子は「だいじょうぶ」と答えました。 意識もはっきりしていて、受け答えも普通にできました。 外傷もありませんでしたが