波乱混じりの年明けとなった。横浜銀行など5行が参画する「MEJAR」は年末年始を利用してオープン環境に移行、2024年1月4日に新システムを稼働させたが、参加行の一部ATMで不具合が発生。関係者には緊張が走ったものの、システム更改作業そのものに問題はなく同日午前中には復旧にこぎつけた。NTTデータが支援する地方銀行向け勘定系システムとして初めて脱メインフレームを果たした。 動きがあったのはMEJARだけではない。千葉銀行などの「TSUBASA基幹系システム」には同日、福島県を地盤とする東邦銀行が合流した。同行は富士通製の勘定系システムから日本IBMが開発を担うTSUBASA基幹系システムへの乗り換えだ。ところが通帳アプリの口座明細が二重表示されるなど複数のトラブルが生じた。こちらのトラブルは、1月5日までにおおむね解消している。 両陣営とも何とかトラブルを乗り切り、新たな船出となった。とり
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