『リッチマンのブックハウス』お金にまつわるショートストーリー | Campus Note一冊5ドルで買い取ります。 あなたはある日、街の書店でこのような張り紙を目にする。 「要らなくなった書籍、一冊5ドルで買い取ります。」 その文を読んでふと、自分の部屋の本棚には、幼少時代から買い貯めてきた、様々な書籍が500冊近くも埃をかぶっているという事に気づく。 2500ドルに姿を変える 翌週。今にもリバースしそうなくらいお腹をパンパンに膨らませたガマ口ガエルをポケットにしまい、 すっからかんになった本棚のあった部屋を後にするあなた。 価値の無い古びた書籍は、あっという間にゲームにもコンピューターにもなる2500ドルに姿を変える。 ゲームショップの前で、ハイクオリティな次世代ゲームのPVがガンガンと音を響かせて主張していることにも、 最近流行りのウェアラブルコンピューターに向かって、魅せつけるような大声で「OK! Glass!! 」と語りかけている人にも、 以前と違ってイライラしたり
