小説の書き方にも通じる 最近、小説を読めてません。 小説よりも、実用書を読んでます。 本書を手に取ったのは、2023年下半期の芥川賞候補作を読もうと思ってるからです。 本書を読み、小説を読む下地をつけてから、再び小説を読もうとしてます。 『小説の読み方』というタイトルですが、「書き方」にも通じると思いました。それは、 予想の裏切り 一文における主語と述語の関係 身体的表現 の3点です。 まず、1の予想の裏切りについて。 登場した主語に対して、どんな述語が続くのだろうという期待感が持続することが重要であり、しかも、その予測は、適切に裏切られなければならないということだ。 これは書き手に言っているようにも聞こえます。 先が読めるというのは、つまらない小説の典型として語られるが、登場人物の思うことや考えること、更には言うことなすことがいちいち世間並みで、予想通りだと、ああ、やっぱりとがっかりして
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