スイスの哲学者に、アンリ・フレデリック・アミエル(19世紀)という人物がいました。 『アミエルの日記』という本が日本語に翻訳されていて、多くの人たちに読まれています。 彼は、「心の持ち方」ということを、とても重要視した哲学者でした。 その人が幸福になれるか、あるいは不幸になってしまうかは、その人の「心の持ち方」次第であると考えていました。 そして、心の持ち方を変えることで、その人の人生や運命が変わっていく、と考えたのです。 そして、アミエルは、「幸福の真の名前は『満足』である」と述べました。 このことばが言い表しているのは、“満足する”ということを心がけていくことが、幸福に生きていくためのもっとも重要な基本です。 たとえば予定していたことが100パーセント実行できなったとしても、その結果に「満足する」ことが大切だということです。 いま、必ずしも十分な収入がなかったとしても、その暮らしに「満