ちなみに「スピーチの練習は鏡に向かってやる」という方もいますが、表情の確認などをするのでない限り、お薦めはしません。 あくまで聞き手視点に立って、「聞き手から見て自分がどう映っているのか」という、ありのままの姿を認識する必要があるからです。 動きに集中して見てみると、ボディランゲージの癖がわかります。 たとえば緊張しているため無駄にウロウロと歩いているかもしれませんし、同じ手の動きを繰り返しているかもしれないわけです。 あるいは、ずっと定位置を動かなかったり、表情がまったく変わらなかったりするために物理的なコントラストがなく、見ていてつまらないかもしれません。 音声を消して確認してみれば、普段なら気づけないそうした癖に気づきます。 音声だけを聞いてみると、いろいろなことに気づくはずです。 たとえば「えー」「そのー」を繰り返していて耳障りに感じるかもしれませんし、声に抑揚がなく、眠くなりそう