労働基準監督署で解雇や賃金不払いなどの労働問題に関する相談業務にあたっている「総合労働相談員」について、厚生労働省が、賃金を変えずに一部相談員の労働時間を1日15~30分延長する契約更新を提案していたことが分かった。 労働契約法は労働条件の変更には労使の合意が必要と定めている。しかし今回は何の説明もなく通知文を送られた相談員もおり、ルール違反ともいえる手法に労組や職員が「ブラック企業と同じやり方」と反発。厚労省は17日、提案を撤回した。 相談員は各地の労働局と雇用契約を結んだ非正規職員。勤務は月15日で日給制。1年契約で2度更新できる。全国の約770人が年間100万件を超える相談を受けている。 労働局ごとの契約で相談員の1日の勤務時間が6時間半~7時間半とまちまちだったため、厚労省は4月1日付の組織改編を機に、7時間にそろえることにした。これに伴い勤務時間が30分短くなった人がいた一
NHK・Eテレ『おかあさんといっしょ』(月~土 前8:00)の看板キャラクター「うたのお姉さん」が8年ぶりに交代することとなり、12日、都内の同局スタジオで発表会見。4月から21代目を務める現役音楽大学院生・小野あつこが、3月末に番組を卒業する20代目・三谷たくみからバトンを受け取った。 【写真】清楚なワンピースで登場した現役音大院生・小野あつこ 新しくうたのお姉さんを務める小野は、現在、都内の音楽大学院(3月卒業見込み)で声楽を学び、学生時代から児童館で子どもたちと音楽を楽しむ活動を続けている。 大勢の報道陣を前に「よろしくお願いします!」と初々しくあいさつした小野は、大役を任され「小さい頃から音楽が大好きで、子どもに触れ合う仕事をすることが夢でした」と感無量の様子。 続けて「子どもから近所のお姉さんのような感覚で親しみをもってもらえるお姉さんになって、たくさん笑顔になれる歌声を届
■中小は60万円、大企業は30万円 仕事と育児の両立を望む男性の後押しをしようと、政府は平成28年度に、男性の育児休業取得者が出た企業に対する助成金を新設する。厚生労働省の調べでは約3割の男性が育休を取得したいと答える一方、実際の取得率は2・3%(26年度)にとどまる。男性が育休を取得しやすい環境を整えることで、出産後の女性の就業継続や少子化対策につなげる狙いがある。 新たに「出生時両立支援助成金(仮)」を設ける。過去3年内に男性の育休取得者がいなかった企業を対象に、1人目の取得者が出れば中小企業(300人未満)は60万円、大企業は30万円、2人目以降は一律15万円を支給する方向だ。 配偶者の出産から8週間以内に中小企業で5日以上、大企業で2週間以上の育休を取ることが条件。1企業につき年度で1人を限度とする。助成金は5年間の限定措置となる予定。 助成金の支給には、管理職による声がけ
ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の患者報告数が46都道府県で増えたことが、国立感染症研究所がまとめた11月30日から12月6日までの週の患者報告で分かった。大分県で警報基準値を上回った。医療機関や介護保険施設で集団発生も起きており、流行が本格化している地域の自治体や保健所は、手洗いや消毒といった感染予防策の徹底を求めている。【新井哉】 ■前週比35%増、今年最多の患者報告数に 同研究所がまとめた11月30日から12月6日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比35%増の定点当たり8.66人。今年最多の報告数となった。 都道府県別では、大分が20.22人で最多。以下は、兵庫(12.6人)、東京(12.03人)、宮崎(11.75人)、愛媛(11.08人)、石川(11.03人)、神奈川(10.94人)、福岡(10.4人)、大阪(10.18人)、鹿児島(9.96
厚生労働省は、有料老人ホームや介護保険施設における利用者への虐待を防ぐため、行政による指導や監査を徹底するよう求める通知を、都道府県や政令指定都市、中核市の知事や市長に向けて発出した。有料老人ホームなどでの利用者への虐待が相次いで発覚したことを受けての通知で、定期的な立ち入り調査の強化や、虐待が疑われる事案に対する「抜き打ち監査」の実施などを改めて求めている。【ただ正芳】 通知では、自治体がとるべき対応として、虐待の未然防止や早期発見、迅速で適切な対応が重要と指摘している。 特に今年に入り、虐待事件が相次いで発覚した有料老人ホームに対して、一部のサービス付き高齢者向け住宅も対象とした「有料老人ホーム設置運営標準指導指針」に基づき、指導を徹底するよう要望。特に立ち入り調査については、介護保険部局をはじめ他部局とも連携を図り、居室の状況やサービスの実施状況などについて調査することや、不当な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く