「サマーソニックとどこか違うソニックマニアの雰囲気がすっごく好き!」と、かしゆかが語る。のっけから個人的な話で申し訳ないが、僕はソニックマニアで観るPerfumeが一番好きだ(ワンマン除く)。海外志向のクラブカルチャーの危うさが漂うこの空間。特に今年のソニックマニアは、エレクトラグライド(以下、エレグラ)通いに精を出していたであろう往年のテクノファンたちも多く参加しているだろう。何せエレグラに出演経験のあるアーティストが4組もいる。ここで弾けるPerfumeが堪らなく好きなんだ。 オービタルやショバリーダー・ワンが後ろに控える中、彼女たちは『はみがきのうた(作:チャットモンチー)』を歌う。難しそうな顔をしたお兄さんたちが、照れながらこの曲をシンガロングしている姿に面食らいながら、改めてPerfumeの凄みを感じた次第である。日本的な作家性(ときに「アイドル」と揶揄されそうな)を持ちながら、