ほぼ日刊イトイ新聞の「矢野顕子について、坂本龍一くんと話そう。」が佳境を迎えたのに合わせたわけでもないだろうが、坂本龍一と矢野顕子の離婚が正式に発表された。 このインタビューも面白い話が多いのに、なぜが当初ジャージ、食堂問題(なんじゃそりゃ)が噴きあがったりした。そういえば教授が毒舌はいてたインタビューがあったなと探してみた。 というわけで、「ロック問はず語り」2回目は、ロッキング・オン1989年11月号の坂本龍一インタビューを引用する。 この渋谷陽一によるインタビューは、ヴァージン移籍第一作『ビューティ』発表に合わせ行われたもので、彼が全面的に歌っていることにフォーカスした内容になっている。彼のヴォーカリスト観はどういうものか。 ●うん。て言うことは、ボーカリストに侵食されてしまうポップ・ミュージックの構造みたいなものに対して……。 「うん、その非常な敵意はさ、こういう仕事始めてからずっ