前回、PostgreSQLへの接続をプーリングするコネクションプールサーバ「SQLrelay」を導入したが、今回はSQLrelayを使うメリットをより具体的に感じてもらう意味で、ちょっとしたプログラムを組んでみよう。言語は例によってPHPを使用するが、Web上で動かすのはちょっと面倒なので、今回は「CLI (Command Line Interface)」の機能を使い、シェルから実行できるスクリプトを書くことにしよう。 まず、figure1は純粋にPHPのPostgreSQL関数群を利用して書いたスクリプトだ。 figure1 : test1.php #!/usr/local/bin/php <?php $conn = pg_connect("dbname=testdb user=user1"); $sql = "select * from tab1;"; $rslt = pg_q