未成年者の喫煙防止を目的として、全国のたばこ自動販売機に成人識別ICカード「taspo(タスポ)」が段階的に導入されている。しかし、喫煙者からも小売店からも大不評で、効果についても日本禁煙学会から疑問の声が上がっている。いったい何のための制度なのか。 「無駄なシステム」と回答した人が55.8% たばこ自動販売機に導入される成人識別ICカード「タスポ」の申込み受付が、2008年2月1日から全国で始まった。「タスポ」は顔写真入りのカードで、ICチップ(集積回路)を内蔵。未成年の喫煙を防止するのが目的で、他人への譲渡や貸与も禁止されている。申込みには、運転免許証などの本人確認書類のコピーと顔写真が必要で、運営主体である日本たばこ協会まで郵送する必要がある。 08年3月から8月までに順次、全国のたばこ自動販売機で導入される予定で、「タスポ」がなければ自販機でたばこを購入できなくなる。 財務省などに