尾崎豊さん(享年26)の遺書が全文公開され、話題となっている。遺書は、2通存在した。1通は尾崎さんが亡くなる直前まで持っていたセカンドバッグから発見されたもので、破ったB5のルーズリーフに書かれていた。 もう1通は血染めの遺書で、妻と子に幸せになってほしいという思いを綴り、血判と<愛してます>と血で書かれた文字で結ばれている。これは死後1か月たって尾崎さんの自宅から発見されたという。 2通とも、妻の繁美さんが所持していたが、今回彼女を取材したジャーナリストにより、『文藝春秋』12月号での公開となった。 死亡時、警察から発表された尾崎さんの死因は「肺水腫」だった。酒を飲みすぎて肺に水が溜まったため、呼吸困難に陥ったものと見られていた。 しかし、1994年に本来なら外に漏れない「死体検案書」が一部のマスコミに流出すると、他殺説が報じられるようになった。覚せい剤に関する記述があったことな