総合スーパー大手のユニーは7月中旬までに、グループ傘下のコンビニエンス・ストア、サークルKサンクスを完全子会社化する(現在は株式の47.28%を保有)。2013年2月にグループは持株会社制に移行。サークルKサンクスの中村元彦社長はグループの社長兼COO(最高執行責任者)に就任する。この再編を通して、ユニーとサークルKサンクスは商品開発や物流面で連携を強化する方針だ。 サークルKサンクスにとって、ユニーとの連携強化がもたらす効果を最大化することは焦眉の急だ。 コンビニエンス・ストア業界4位に位置するサークルKサンクスの2011年2月期のチェーン全店売上高は約9231億円。上位3社に大きく水をあけられている。業界首位、セブン-イレブン・ジャパンの全店売上高は2兆9476億円。2位のローソン、3位のファミリーマートはそれぞれ1兆6828億円と1兆4404億円だ。近年は、富山県や千葉県のAFC(エ