職場でアイデアを共有すると、誰かに盗まれたり、手柄を持っていかれたりするのではないかと気が気でない人もいるかもしれません。けれども、マネジメント関連の学術誌「Academy of Management Journal」にこのほど掲載された研究結果によると、アイデアの盗用や手柄の横取りは、私たちが思うほど頻繁には起こっていないようです。そして、アイデアや情報を自分の胸にしまいこんでおくのは災いの元になりかねないそうです。研究に携わった専門家たちは、重要なポイントを2つ発見しました。1つめは、アイデアの盗用は確かに起こってはいるものの、私たちが考えているよりはるかに少ない点です。多くの場合、思いついたアイデアは、そのままでは盗むほどの価値がありません。問題なのは、利己的な同僚が、そのアイデアに磨きをかけ、仕上がった仕事の手柄を横取りしてしまう場合がある点です。 2つめは、情報や知識を同僚に知ら
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