(CNN) タイ沖に「海上ハウス」を建設した米国人の男とパートナーの女が、タイ当局から主権侵害の疑いをかけられる事態となっている。男女はハウスから逃走して身を隠しているが、起訴されて有罪となれば死刑を言い渡される可能性がある。 問題の海上ハウスは人気の観光地プーケットの沖およそ12カイリのところにあり、ビットコイン長者として知られる米国人のチャド・エルワータウスキー容疑者がパートナーの女とともに住んでいた。ソーシャルメディアで海上の住居での暮らしを提唱する同容疑者は自身のハウスについて、いかなる国の主権も及んでおらず、「タイの領海外にある」と繰り返し主張していた。 これに対しタイ当局は、事実ではないと反論。同国海軍の幹部は、他者に誤解を与えかねない主張でありタイの安全保障を脅かしていると強調し、「急を要する事態」だとの認識を示した。海軍司令官の1人によれば、海上交通の妨げになるためハウスは