新型コロナウイルスの感染拡大で入手困難となっているマスクの転売禁止が15日から施行された。仕入れ価格を超えた転売を規制し、違反すれば1年以下の懲役か100万円以下の罰金、またはその両方が科される。政府は高額転売や買い占めを排除して極度の品薄解消を目指すが、ネット上では抜け道とみられる商法が早くも横行しており、問題点が浮上している。 ◇ ◇ ◇ 今や日常の光景となったマスクを求める長蛇の列の解消へ、15日午前0時以降に注文が確定し、仕入れ価格を上回る販売が禁止された。だが「転売ヤー」呼ばれ、転売利益を狙う個人や業者による抜け道が早くも明らかになっている。 マスク転売の温床とされたネットオークションやフリーマーケットアプリの運営各社ではマスクの出品を全面禁止した。各社ともに出品を確認した場合、ページを削除するとしている。 それでも規制初日にチェックすると「マスク50枚4980円」などの