今多くの病院・診療所で電子カルテが紙カルテに代わって使われています。診察室にどんと居座ったコンピューターやモニター画面がもう当たり前の光景となっていますね。 今回、その電子カルテが診察に与えた影響を海外で検証した研究をご紹介します。 場所は米国ですが、170人の患者に電子カルテ導入前後のインタビュー調査をしてみたところ、当初安全面などにやや不安を感じていた患者が、意外にも情報への素早いアクセスと医師・患者での円滑な情報共有、効率の良い作業、「現代らしいスタイル」に高い評価を与えていることがわかりました。 医師も画面だけ見ると視線が合いづらくなることを意識して、身体の向きを変えながら画面を患者と一緒に見ながら入力するように工夫したり、検査結果を患者と一緒に見て説明することが増えたりと、明らかな行動の変化が見られました。 以前行なった我々の研究は、電子カルテ時代における患者満足度に影響を与える
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