カンファネタです。 久々に膵臓祭りでした。膵炎大変だなあ。 と思いつつ。あとは後期研修が新規に来ると楽しいですね。 スルバクタムは何のため? What is sulbactum for? 皆様ユナシンⓇは好きですか?ABPC/SBTは大変良い薬です。ペニシリン系を軸にβラクタマーゼ阻害薬を配合しており、非常に広域ですよね。で、よく見かけるプラクティスが 「誤嚥にユナシンⓇ!」 ってやつです。この呪文は本当によく見られます。で、後期研修医とのやり取り。 指導医「誤嚥性肺炎の時のABPC/SBTなんだけど、起因菌は何を狙っているの?」 研修医「えーっと、口腔内常在菌と嫌気性菌です!」 指導医「そうだねえ、じゃあこのABPC/SBTのSBT(スルバクタム)は何を目的に使用しているの?」 研修医「嫌気性菌です!(`ω´)キリッ」 指導医「・・・嫌気性菌は、ABPCがカバーしてるよねえ?」 研修医「
カンファネタです。 ちょっと2週分まとめてしまいました。 専門家にとっては当たり前かもしれませんねえ。 LST生検するなかれ Don't perform the biopsy of LST 側方発育型腫瘍(Laterally spreading tumor:LST)は、「最大径10mm以上の平坦型腫瘍で、腫瘍高と比較して腫瘍型が大きい病変」と定義されています。非顆粒型(non-granular type:LST-NG)と顆粒型(granular type:LST-G)に亜分類されています。難しいのは隆起しない病変であるため、注腸検査や大腸CTなどでは見落とされやすく、内視鏡でも場合によっては見逃されることが多いと言われています。 LSTは側方型病変で治療にあたってはEMRが選択されることが多く、生検で病理確定してから待期的にEMRが予定されることが多いです。実は、この鉗子生検によって形態変
高齢者に絞って有害事象の多さを指摘しています。 個人的にはこの悲嘆反応とうつ病の境界を見極めることの重要性を感じています。 プライマリケア医はとかく小手先のテクニックに走りがちなので・・・
case reportというか一発診断か。 今回もBMJから。これな〜んだ。 症例:冷たい足 Cold feet BMJ 2016;354:i4584 70代男性が病院にせん妄・低体温で来院した。アルコール摂取歴があり、3日前から彼の姿を見た人がいなかった。その後、濡れた服を着てバスタブの中にいるところを発見され搬送された。入院時期の外気温は10℃。潰瘍や壊疽部位の感覚は低下している。 (本文より) 質問. 診断は? 回答:塹壕足 Non-freezing immersion injury-"trench foot" 解説: 患者は、低体温で来院時32.3℃だった。また、徐脈と低血圧があり経静脈的昇圧剤の使用を必要とされた。入院後市中肺炎とアルコール離脱が治療された。潰瘍や壊疽部位の感覚低下や全体の特徴が、”trench feet 塹壕足”または”Non-freezing immersio
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