野田総理大臣はパレスチナ自治政府のアッバス大統領と会談し、イスラエルとの和平交渉の進展に向け、日本が協力していく考えを伝えました。 会談でアッバス大統領は、「和平に向けた唯一の選択肢はイスラエルとの交渉だ」と中断している交渉の再開に努力していると強調しました。これに対し、野田総理は「直接交渉の再開に向けた環境を整えることが重要である」と応じ、日本が政治、経済の面で関与していく考えを伝えました。また、北朝鮮のミサイル発射問題についてアッバス大統領は、「挑発的な行為は非難されるべきだ」と述べたのに対し、野田総理は国連安保理を含めて国際社会が確固たる姿勢を示すことが重要だと強調しました。