まだ夏本番前だというのに、日本はかつてない猛暑に見舞われています。 しかし、これは日本だけの問題ではありません。 温暖化により世界的に気温が上昇する中で、人体が耐えうる気温と湿度の上限について関心が高まり始めています。 そしてこのほど、米ペンシルベニア州立大学(PSU)の研究により、”湿度の高い環境”では、人が耐えられる気温の上限は、これまで想定されていたよりも低いことが明らかになりました。 この”湿度の高い環境”というのが今回のキーワードで、それは、発汗により体温調節をする人体のシステムと深く関係しています。 一体どういうことでしょうか? 研究の詳細は、2022年6月28日付で科学雑誌『Applied Physiology』に掲載されています。