ポイント ●Webアプリケーションは,ユーザーに送信するページ(コンテンツ)を動的に作ることができる。この時に,半角<>などの特殊文字を適切に処理していないと,クロスサイト・スクリプティングにつながる ●Cookieとは,Webサーバーを訪問した人のコンピュータ(ブラウザ)に,テキスト・データを保存しておく仕組みのこと。認証情報や個人的な情報が入っている場合があるため,攻撃の的になりやすい クロスサイト・スクリプティングは,これまでに紹介してきた他の攻撃手法(ディレクトリ・トラバーサル,OSコマンド・インジェクション,SQLインジェクション)と同様にWebアプリケーションの脆弱性を突く攻撃手法です。ただし,名前の通り,サイトをクロスして(またがって)実行されるため,しくみが複雑になっています。 この連載では,クロスサイト・スクリプティングの例として,ユーザーPCのCookieの内容を詐取す
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