ネット事業大手ヤフージャパン(東京都)が岐阜大で講義を開いている。学生の発想力を育て、IT業界で活躍できる人材を育成することが目的で、学生たちは全4回の講義を通して新たなアイデアを生み出す方法を学び、7月にグループごとに導き出した解決策の発表会に臨む。 この講義は、ヤフーと大学が連携して新たなアプリケーションやシステム開発を支援する取り組み。2012年から始まり、これまでに慶応義塾大、京都大、山形大などと連携し、岐阜大は13校目。東海3県の大学では初めてという。 3日にあった3回目の講義は「デザイン思考の創造」。ヤフーの社員10人が講師役になり、学生たちは5~6人の15グループに分かれた。「移動」をテーマに、困っていることや悩んでいることなどをグループ内で意見を出し合って課題を決め、その解決策をまとめていく方法を指導した。