かつて、アサヒ飲料の「Teao」という紅茶飲料に「広末バッジ」というおまけが付いていたことがありました。このバッジは全部で12種類あり、全種類を集めるために多くの日本国民が大枚をはたいて Teao を飲みまくり、Teao に含まれている糖アルコールの作用によって多くの人々が下痢に悩まされたものでした。 このような「おまけ商法」はペプシのキャップやチョコエッグなど、今日様々な商品で行なわれていますが、これらのおまけを蒐集するにあたっては、その商品をだいたい何個買えばおまけを全部集めることができるかを見積もることが非常に大事です。このような事前分析をしておけば、おまけの価値以上の金銭を費やしてしまって後悔したり、商品の食べ過ぎや飲み過ぎで健康を害することを未然に防ぐことができます。 そこでここでは、この「何個商品を買えば全種類集まるか」を確率論に基づいて評価してみましょう。 この問題は以下のよ