「だれでも」「簡単に」「低コストで」会社がつくれる (諏訪 弘=フリーライター) 2006年の5月から施行になった新会社法。これにより法人設立のハードルが大きく下がり、新規設立件数も増大した。われらが無名ライター氏も「これなくして、会社を設立しようとは思わなかった」と語っている。ではその新会社法、“法人成り”を目指す個人事業者にとってはどれほど“有用”なのか? 新会社法が私の背中を後押しした 私は先般、たばこを止めた。それまでは1日におよそ3箱を喫するヘビースモーカーであったのだが、「少しでも納税額を減らす」という目的で日々を生きる者としては、税金の塊であるたばこも止めるのが筋であろうと考えたからである。 ご存じのようにたばこは、価格の約6割が税金だ。そして私はかれこれ20年に及ぶ喫煙者である。1箱の平均価格を250円として計算すると、驚くべし、私は実に328万5000円もの税金