日本でのRSA Conferance 2007が4月25日、東京都内で開幕した。基調講演にはEMCセキュリティ部門でRSAのクリス・ヤングバイスプレジデント(VP)兼ゼネラルマネージャが登壇。「時代遅れの情報セキュリティの終焉」と題し、次世代のセキュリティへのアプローチ方法について紹介した。 講演の冒頭、ヤングVPは「2007年はセキュリティが変革する1年になる」とコメントし、情報セキュリティの動向について説明を行った。ヤングVPは、21世紀に入って作成されたデジタルデータの総量がすでに20世紀に作成された総量を上回ったといい、「情報セキュリティへの投資を強化する企業が目立つなど、情報とセキュリティの関係が見つめ直す時期が来た」と述べた。 従来のように「防衛に徹するセキュリティは時代遅れだ」とするのがヤングVPの考えだ。「2~3年以内にスタンドアロンのセキュリティ製品は消滅するだろう」(ヤ