暴風被害便乗のスパムで急拡散したトロイの木馬が、rootkit機能の付加、ワームとの連動など次々と形を変えて感染を拡大させている。 欧州の暴風被害に便乗したスパムで急拡散したトロイの木馬がその後も進化を続け、形を変えて感染を拡大させている(関連記事)。 問題のトロイの木馬は「Peacomm」(Symantec)、「Downloader-BAI」(McAfee)、「Small.DAM」(F-Secure)など各社バラバラの名称で呼ばれている。1月19日ごろをピークとして大量にばらまかれたスパムメールで、添付ファイルに組み込まれて拡散した。 スパムメールは当初、欧州で実際に死者を出した暴風被害に乗じて「欧州を襲った暴風で230人が死亡」という件名が付いていたが、その後、メールの件名や添付ファイルの名称を変えた新バージョンが続々と登場。「米ライス国務長官が独メルケル首相をキック」「中国のミサイル