東京都は20日、舛添要一知事の海外出張全9回分の経費の詳細を、都のホームページで公開した。総額は計2億4700万円で、このうち、舛添氏の宿泊費は計343万円、航空運賃は計1232万円かかっていた。 都によると、舛添氏の航空運賃の最高額は、ファーストクラスを使った2014年10、11月の英独出張で374万円。1泊当たりの宿泊費では、15年10、11月の英仏出張でロンドンでの19万8千円が最も高かった。 直近の今年4月12~18日の米国出張の経費が3414万円と確定し、航空運賃や宿泊料、車両借り上げ料、現地案内人料なども各出張ごとに公開した。一部の出張については詳細も公開していたが、全体像を示すのは初めて。都政策企画局は「知事の海外出張の経費の透明性が求められるようになった」としている。 都は高額出張費の批判をうけ、庁内で検証チームを設置。30日に検証結果を公表する予定だったが、舛添氏が辞職。
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