陸上のサニブラウン アブデル・ハキーム選手が7日、アメリカ、テキサス州で行われた全米大学選手権の男子100メートル決勝で3位に入り、9秒97の日本新記録をマークしました。 決勝は、サニブラウン選手を含め9秒台の自己ベストを持つ選手が4人出場するハイレベルな争いとなり、サニブラウン選手はスタートではやや出遅れたものの、得意の後半、大きなストライドで走り9秒97の日本新記録をマークし3位でフィニッシュしました。 サニブラウン選手は、追い風0.8メートルの中、みずからの記録を0秒02縮めるとともに、おととし9月に桐生祥秀選手がマークした9秒98の日本記録を100分の1秒更新しました。そして、このレースの40分余り後に行われた200メートル決勝では、疲れの見えた後半も粘りの走りを見せて日本歴代2位となる20秒08の自己ベストをマークし、こちらも3位に入りました。 100メートル、200メートルとも
ボストンで勝つことの「とてつもない価値」 川内の優勝には驚きがふたつありました。まずひとつめは、川内優勝の約1週間後、同じく世界6大マラソンのひとつ、ロンドンマラソンを走るためにロンドンへと行ったときのことです。EXPOやホテルで、ぼくが日本人だとわかると、「カワウチすごかったね!」ってたくさんの人に言われたんです。ランナーだけじゃなく、公園で散歩中のおっさんにまで「カワウチはすごかった」って言われましたからね。 昨年行われたロンドン世界選手権では、川内だけ、ゼッケンに書いてある「KAWAUCHI」ではなく、ファーストネームである「YUKI」と声援が飛ぶ選手でありましたが、まだまだマラソンのコアな世界では知る人ぞ知る存在でした。 やっぱり、ワールドマラソンメジャーズで勝つということは、世界ではとてつもなく価値があるんですね。オリンピックでもない、世界選手権でもない、ワールドマラソンメジャー
不況余波じゃない…スズキ陸上部が実業団に決別宣言 昨夏の世界陸上選手権(ベルリン)男子やり投げの銅メダリスト、村上幸史ら多くの有力選手を輩出してきたスズキ陸上競技部が日本実業団連合を退会し、4月から浜松市を拠点に地域密着型のクラブチームへ移行することになった。不況の影響ではなく、活動方針の相違で実業団側に「決別宣言」した形だ。 スズキは跳躍や投てきからトラック種目まで幅広く選手を抱え、約40人の在籍選手の支援を継続する方針。最も影響を受けるのは実業団駅伝に出られない長距離選手だろう。だがチーム幹部は「駅伝だけが陸上でない」と力説し、駅伝にこだわる選手は移籍希望を容認する。既に5人程度の該当者がいるというが、ケニア出身のマーティン・マサシは「駅伝がなくても海外レースに挑戦できる」と残留の意向だ。 関係者によると、実業団側とこじれた背景の一つに、女子実業団駅伝大会地区予選のテレビ放映やコー
第86回東京箱根間往復大学駅伝の復路が3日行われ、往路優勝の東洋大が11時間10分13秒でゴールし、連覇を達成した。 86回の歴史を誇る箱根駅伝はことしも名物「山上り」の5区で大逆転劇が演じられた。高低差860メートル以上を駆け上る天下の険は10区間最長の23・4キロ。首位と4分26秒差をひっくり返した東洋大のエース柏原竜二の激走は称賛するしかないが、総合力を問われる駅伝で全体の勝負に占める割合が山上りに偏重しすぎと疑問の声も出ている。 かつて花の2区で沸かせた早大の渡辺康幸監督は「山を爆走したチームがほぼ優勝。それが最近の箱根になっている」とエース区間の意義の低下を嘆き、早大OBの瀬古利彦氏も「1〜4区はもういらないんじゃないの」と冗談めかして言う。 背景には世界で戦えるマラソン選手の育成と強化を目的に、2006年の第82回大会から4区が短縮され、5区を2・5キロ延ばした変更がある。それ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く