J1第24節第1日(13日、味スタほか=7試合)左足を振り抜くとボールは弧を描きゴール右隅に突き刺さった。中村俊輔(セルティック)ばりのFKを決めたFC東京MF大竹は「狙ってました。とにかく点に絡みたいと思っていました」。MF羽生の負傷退場で後半9分から出場し、1−1の同27分、ゴール正面、ペナルティーエリアぎりぎりからのFKチャンスで、19歳が初めてキッカーに抜てきされた。 これまで得点が狙えるFKは27歳のMF石川や24歳のDF徳永らが担っていた。大竹は「練習でも決めているし、先輩たちからの信頼もあると思う」。1メートル65の体で、なかなかのビッグマウス。 FC東京ユース出身で、スピードあるドリブル突破と左足を武器に試合を重ね、4月19日の川崎戦(味スタ)でプロ初ゴール。4月には北京五輪を目指すU−23日本代表候補にも選出されたホープは「目標は同じレフティの俊輔さん」と言い切った。(宇