大半の外国人選手を除く開幕時支配下公示選手738人の平均年俸は前年より162万円、4・5%増の3793万円と2年連続増額となった。 不況下にもかかわらず増額したことについて、選手会の松原事務局長は「7000万円~1億円の選手が増えている。フリーエージェント権獲得間近の選手の引き留め策の一つとして、球団が高い評価を与えるようになったからではないか」と話している。 リーグ別ではセが3934万円、パが3653万円で、両リーグの差281万円は、88年の調査開始以来最小だった。球団別では1995年から14年連続首位の巨人が、834万円減の4676万円で3位。昨年3位の阪神が5794万円で初めてトップとなった。巨人は若返りが進んでいる上、上原、二岡の移籍で減額したとみられる。 その他球団の平均年俸は次の通り。(単位は万円) 〈2〉ソフトバンク5273〈4〉ロッテ4325〈5〉中日4311〈6〉西武35