昨期、FC東京に所属していた赤嶺真吾がシーズン途中でベガルタにレンタル移籍され活躍。奇しくも両クラブが、J1残留を争ったために、このレンタル移籍を認めたFC東京フロントに、批判が集まった。今日は、そのあたりに触れながらレンタル移籍と言うものについて講釈を垂れたい。 本件は、何せ私自身がベガルタサポータであるがゆえに、どうしても当事者意識があるので、とても書きづらいものはある。ただ、正直言って上記のFC東京フロント批判は、どうにも的外れなのではないかと思えてならないのだ。そして、各クラブが、そのような批判を怖れて、非常によい制度であるレンタル移籍に消極的になるのを怖れるものである。 FC東京のフロント批判は、たとえばエルゴラッソの番記者殿などが典型だが要約すれば、以下の2点となる。 ○残留争いをするやもしれぬベガルタに選手を貸す判断の悪さ ○直接対決での起用を禁止しない契約をした判断の甘さ