6日午前7時半ごろ、札幌市北区新川3条の大型書店「コーチャンフォー新川通り店」の出入り口付近で、カセットこんろ用ガスボンベ1本が破裂した跡を、店の清掃作業員が見つけた。 北署によると、約10メートル四方にくぎ数百本が散乱していたほか、高さ約3メートルの出入り口のひさしに、ガスボンベのふたが刺さっていた。店は開店前で、けが人はなかったという。 札幌市では1月から4月にかけて、警察施設や大型店でガスボンベを使った爆発事件が5件続いており、現場では固形燃料の燃えかすも見つかっている。今回の現場付近でも固形燃料が見つかったが、一連の事件で使われた燃料とは違うタイプという。 今月4日には北署の石狩駐在所で、ガスボンベの破裂で窓ガラスにひびが入ったとみられる被害があった。道警は5月の2件は現場の状況などから、一連の事件を模倣したとみて調べている。