成海璃子が新境地を開拓(C)2015「無伴奏」製作委員会 [映画.com ニュース] 直木賞受賞作家・小池真理子氏の半自叙伝的小説を矢崎仁司監督が映画化する「無伴奏」に、人気女優の成海璃子が主演していることがわかった。これまで清楚でさわやかな役のイメージが強かった成海だが、今作では女子高生から大人へと成長する女の性を、繊細かつ体当たりの演技で体現し新境地を開拓している。 日本中が混沌としていた1969年の杜の都・仙台を舞台にした今作は、時代に流されて学園紛争に関わっていた多感な女子高生が、クラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」で偶然出会った大学生と恋に落ちるが、想像すらできない出来事によって衝撃的な結末を迎える姿を描いている。原作者の小池氏は「当時、仙台で高校生活を送っていた私の、これはまさに、永遠に色あせない思春期の記録」と明かしている。 主人公・野間響子を演じた成海は、「響子は作中で起