アメリカのSF小説で、 人が誰もいない森の中で木が倒れたとき、音はしたと言えるのだろうか? という問いがでた。 小説の登場人物が 人がいなくても音は存在するという者と、 鼓膜を振動させて初めて音となるという者が議論をしている。 通りすがりの主人公が 「どっちの意見もありえると思いますよ」と仲裁するんだけど、すると片方が 「では森の中に人がいるのだけど、その人の耳が全く機能しなかったら? さらにいえば、当人は「耳が機能しない」と主張するのだけど、他人にはそれが本当かどうか解らなかったら?」 と続け、とある人が死んだ事件の話を始める というのがあります。