近年、駅構内で公衆無線LANサービスが利用できる場所が増えてきました。この公衆無線LANサービスは、駅構内のみならず、空港やカフェ、ホテル等でも 利用できる場所が増加しており、着実に普及、拡大しています。 しかしながら、これまでの公衆無線LANサービスは、限られた範囲内(点)での利用となっており、駅と駅を結ぶ線、すなわち列車内でも利用したいという期待が高まっていました。 高速で走行する列車内からインターネットにアクセスする形態としては、PC等の端末に携帯電話やPHSを接続して通信を行う方式が一般的に使われており、特殊な例としては列車〜地上間を携帯電話やPHS回線を用いて接続し、列車内には無線LANを設置する形態も考えられています。 しかし、これらの方式では、通信速度は最大数百kbps程度に制限されており、走行中に接続する基地局が切り替わる際には接続が不安定になったり、通信が途切れてしま