■技術的な側面 ―――今回、CRIのミドルウェアを採用した経緯を聞かせてください。 酒田: 以前にサウンドリーダーをやっていた人間が、他のタイトルでCRIさんとやり取りをしていたんです。それで今回もCRIさんのミドルウェアを採用することになりました。個人的には今までにそういうものを使ったことがなかったのですが、CRI Audioのツール画面を見て、全てが1つの画面で操作できる利便性に驚きましたね。 山口: サウンドのエンジンを1から作るというのは現実的ではなかったので、CRI ADXに関しては『大神』のときから採用して慣れているという意味もあって決まりました。自分達で全部作るよりは、良い物が既にあるなら使えればいいという姿勢ですね。 大森: 慣れ親しんで信頼感があるミドルウェアだったので、特に他社のものとの比較検討などはしませんでしたね。立ち上がりのスピードも要求されたのですが、組み込みも