2011年9月21日のブックマーク (1件)

  • こわす読書「ソドムの百二十日」【閲覧注意】: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    この世が始まって以来、最も淫らで穢らわしい物語。 乱読と、うそぶくわりに同ジャンル。気づいたら、似たよなを読んでいる、狭く小さい殻の中。カニは甲羅に似せて穴を掘る。取捨選択でなく、自分の周囲に壁を築く読書趣味なんだから引きこもるのは構わないが、その井戸で世界の中心を叫ぶ愚かしさ。狭窄に気づかない書評からドヤ顔が滲む―――これ全て、わたしのこと。 なので、自分を壊すを選ぶ。殻を砕き、やわらかいエゴを引っ張り出し、押し広げる、自己を拡張する読書。フランツ・カフカは言う、「頭ガツンと殴られるようなじゃなきゃ、読む価値がない」。意図的に手にする劇薬が、わたしの心を抉りだす。 「読まなきゃよかった」「読んだという記憶を消し去りたい」───そんなを劇薬と呼ぶ(劇薬小説、トラウマンガも然り)。期待外れの壁投げ(くだらなくて壁に投げるような)ではない、読んだら気分が悪くなるやつ。ベストは

    hisa_A
    hisa_A 2011/09/21