幕末から明治にかけて、私財をなげうって養蚕法を探し求め、それを惜しげもなく人々に伝えた高山長五郎の生涯を、漫画家ふくやまけいこ の愛あふれる優しいタッチで描き上げた素敵な本です。群馬県・藤岡市教育委員会発行、500円(税込)。 群馬県といえば養蚕が盛んだったことで有名です。先頃、世界遺産に登録された富岡製糸も群馬県にあります。 その、群馬県藤岡市には、江戸時代に「清温法」というお蚕の飼い方を確立し、人々に教え広めた高山長五郎という人がいました。 その人の生涯を伝える漫画ができたとニュース記事で読みまして、さっそく注文をかけました。だってあなた、ふくやまけいこさんの漫画ですよ? ふくやまさんっていうだけで脊髄反射でほしいって口走るものを、お蚕萌えのわたしが買わなくてどうするんですか。 といっても、藤岡市の刊行物なので普通の本屋さんにはなくて、藤岡市内の博物館や市役所などで売ってるんだそうです