新入生歓迎会にて放映されたかつての先輩の作品に魅了されてしまいアニメ研究会に入部、自身も「絵を動かす楽しさ」に目覚めていく女の子の半年を追った『ハックス!』。2038年という近未来の夏休みを舞台に、小学生の男の子と彼の元にやってきたお手伝いロボットが織り成す、友情と別れを描いた『ぼくらのよあけ』。今井哲也先生は、少年少女達の揺れ動く感情を、瑞々しいタッチで描いてきた漫画家である。 そして今井先生は、あの赤松健先生なども輩出した、中央大学アニメーションがご出身ということで、学生による創作サークルとも縁が深い。来月より新たな雑誌での連載を控える(取材当時)今井先生に加え、「公開インタビュー」ということで今井先生ファンの学生もお招きし、これまで/これからのことを学生全員で伺った! アニ研時代の「思い出」大学でアニメーション研究会を選んだ理由は何なのでしょうか? 今井:以前から漫画はずっと趣味で描