◎日本国内にはほとんど作品が紹介されたことのない、オーストラリアの女流作家によるミステリー小説。同じオーストラリア出身のピーター・ウィアー監督によって1975年に映画化され、そちらは日本では1986年に公開された。底本には1967年刊の初版を用いたが、出版社あるいは作家自身のミスと思われる箇所が数箇所見られたので、それらは訳者の判断で適宜変更した(下記参照)。――なお、本作品は十年留保の対象内と見なして翻訳を掲載しますが、過去に原作小説の全訳(映画パンフレットに掲載されていたシナリオ翻訳ではなく)が公表されたことがあったかどうかをご存じの方がいらっしゃいましたら、お教えいただければ幸いです。