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ブックマーク / tohramikiltc.hatenadiary.org (2)

  • AV黄金列伝・まえがき〜僕達は何故、あれほどたやすく信じたのだろう? - 東良美季・Long Time Comin’〜コラム、インタビュー、その他の散文[1984-2010]

    時々、懐かしく想い出すことがある。 今住んでいる武蔵野の田舎に引っ越して間もない頃、駅からアパートまで歩いて30分近くかかる一道のちょうど中程に、小さな個人経営のレンタルビデオ店があった。一般映画とTVドラマシリーズ等のスペースが約20畳ほどといったところだろうか。それでも最新のハリウッド映画はもちろん、黒澤、小津といった過去の名作邦画もかなりの品揃えで、あった。ATG時代の大島渚も、そこで何か再見した記憶がある。倉聰脚による70年代のTVドラマ『前略おふくろ様』を、シリーズすべで観直したのもその店があったからだし、今ではもう観るのは難しいかもしれない、松人志の『頭頭〈とうず〉』もそこで借りた。デヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』がいつも貸し出し中で、続きが借りられずやきもきしたのも良い想い出だ。 そして──、 お馴染みのあの〈暖簾〉の向こう側のスペース、それが畳10畳ぶんく

    AV黄金列伝・まえがき〜僕達は何故、あれほどたやすく信じたのだろう? - 東良美季・Long Time Comin’〜コラム、インタビュー、その他の散文[1984-2010]
    hisasann
    hisasann 2011/03/27
    良い文章だ。
  • ジーザス栗と栗鼠スーパースター〜林由美香 監督・安達かおる - 東良美季・Long Time Comin’〜コラム、インタビュー、その他の散文[1984-2010]

    この暗さはいったい何なのだろう──? この文章を書くにあたり、おそらく10年以上ぶりに作を観直した正直な感想である。とは言え、作品の内容的には決して陰惨なものではない。時に撮影が24時間以上ぶっ通しで続けられるという、いわゆる耐久セックス物ではあるのだが、チャプター的にはあまり笑えないコント様なものが続く艶笑的な作品でもある。 監督の安達かおるはしばしば人間の性を暴く作家と言われる。優秀な商社マンの家庭に育った彼は幼少時代を海外で過ごした帰国子女で、10才にも満たない頃イランで公開処刑を目撃してしまったことがその作風の原点であると言われている。しかし、と同時に少年時代それら異国の地で体験出来た映像はNHKとザ・ドリフターズの『8時だヨ!全員集合』のみで、硬派なドキュメンタリーを作ろうとしても何故かドリフのコント風になってしまうという説もある(笑)。 『ジーザス栗と栗鼠スーパースター』、

    ジーザス栗と栗鼠スーパースター〜林由美香 監督・安達かおる - 東良美季・Long Time Comin’〜コラム、インタビュー、その他の散文[1984-2010]
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