有気音・無気音と無声音・有声音 中国語のテキストで学習を始めて、「ba」や「pa」を習い出すようになると出てくるのが、有気音と無気音と言う言葉です。 「ba」は吐く息の量が少ない「ぱ」つまり無気音、「pa」は吐く息の量が多い「ぱ」、つまり有気音です。 中国語には濁音がないと言われますし、テキストにはそう書いてあることが多いです(実際には「濁音」はあります。「濁音」という概念がないだけ)。 中国人は吐く息の量によって両者を区別しているそうです。 実際、中国人が日本語を学ぶときも、「ありがとう」の「と」と「トイレはどこですか」の「ど」などの音が同じ音に聞こえてしまい、混乱を招くことがあるようです。 これは「ありがとう」の「と」の吐く息が弱いため、中国人学習者にはどちらの音も「無気音」として扱われるためです。 日本語は清音(例えば「ぱ」)と濁音(例えば「ば」)を声帯の振動の有無で区別しています。