僕が小学生の頃に印象深かった経験がある。それは、小学4年のときの担任の先生とのやりとりだ。小学生は担任が体育も教えるので、僕は担任の先生から体育を教わる。僕はいつものように見学をしようとしていた。皆が体操服を着てグラウンドに出ている中、いつも通り僕だけは私服でグラウンドに出た。 できることからやってみよう 僕が私服でグラウンドに出ると、担任の先生が寄ってきた。担任の先生は言った。 「今日はサッカーだけどできないかな?」 僕は答えた。 「足が痛いのでできません」 担任の先生は続けて答えた。 「できることだけでもいいからやってみよう。さぁ体操服に着替えておいで。」 僕は無言になった。実際に自分は足を痛めている。持病の影響である。だから、体育は休んで当たり前。そう考えていた。渋々僕は体操服に着替え、体育に参加することになった。 できることはある 担任としては勇気ある声かけだったと思う。実際に自分