名ランナーのシューズを手掛けてきた靴職人の三村仁司氏(69)が17日、スポーツ用品メーカーのニューバランスと専属アドバイザー契約を締結し、都内で記者会見に出席した。三村氏は「ニューバランスはまだ改良の余地はある。先に進んでいるメーカーあるので、追いついて追い越さないといけない。一緒に協力してNO・1を目指したい」と力強く語った。 TBSドラマ「陸王」に登場するシューフィッターのモデルともされる伝説の靴職人が今度は世界を舞台に活躍する。昨年1月以降、4社からオファーを受けたというが「(ニューバランスに)選手を強くしたいという思いに理解をもらい、方向性が一致した。やりたいことがやれる場所だった」と契約に至った理由を明かした。 契約期間は1月1日から8年間で、同社では商品開発のアドバイスや契約選手のシューズ作製、直営店の研修など多岐にわたる。「東京五輪ではマラソンを中心に選手を強くしていきたい。