撮影:平尾健太郎 実は美術関係者が特に驚いているのだ。現役バリバリどころか世界のトップレベルで活躍しているアーティストが10年ほどの間にこれだけのコレクションを築けるものなのかと。村上の作品には興味がないとか、村上の作品のどこがいいのかわからないとまで言っているアンチたちも「あのコレクションは確かにスゴい」と認めざるをえない様子だ。 しかもジャンルは、古美術では絵画も彫刻も陶芸も。現代美術作品は日本人作家、海外作家問わず。現代陶芸の作家には支援者的な立場で接し作品を集めている。さらにアンティーク家具や古道具がある。たとえば古雑巾、使い込まれたコーヒーフィルターなど。 日本国内での大規模個展は現在、森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢展」が2001年の東京都現代美術館での「召喚するかドアを開けるか回復するか全滅するか」以来14年ぶりなのだがその間、むしろ彼の活躍は世界に目を向けた目覚ましいも
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