アルバイトの男性の態度に腹を立て暴行をしたとして、愛知県警東海署は17日、魚卸売会社社長の武藤美幸容疑者(47)=同県阿久比町白沢=を傷害容疑で逮捕し、発表した。「けがをさせた」と認めているという。暴行後に男性は死亡。同署は司法解剖結果をふまえ、容疑を傷害致死に切り替えて調べている。 同署によると、武藤容疑者は16日にアルバイトの増元春彦さん(23)=同県知多市八幡=を呼び出し、午後10時ごろから17日にかけ、同県大府市朝日町3丁目の駐車場に止めたワゴン車内の後部座席で勤務態度を指導。増元さんの態度に激高し、頭や顔、腹を十数回蹴るなどして、死亡させた疑いがある。 17日午前3時50分ごろ、車内で増元さんの容体が急変したため、武藤容疑者が「蹴ったら意識、呼吸がない」と119番通報。午前6時ごろ、搬送先の病院で死亡が確認された。 武藤容疑者は現場近くのJA直売所でテナントとして鮮魚販売店を経営